僕だけの人生物語

新卒入社後、半年でメンタルを病み休職した人間による記録たち

新卒がフルリモート勤務をして感じたこと

フルリモート勤務は僕には合わず、地獄でした。

基本的に1日中個人で作業をするだけの毎日です。仕事として出社することは半年間1度もなく、月1くらいで任意の懇親目的による集まりがある程度でした。

 

とにかく僕は『孤独感』がとてもとてもありました。

毎日毎日ただただ作業をするだけの日々。研修はほとんどなく、同期のつながりも薄い。社内に頼れる人ができない。仕事はチーム感は皆無と言えるくらい個人の集団で、淡々とタスクを消化するだけ。

僕が思い描いていたフルリモートとはかけ離れていました。就活の時に聞いていた印象とあまりにも乖離がありました。見抜くことが出来なかった自分が恥ずかしい限りです。

 

 

結局のところ「既にいる人たちは楽しいんだろうな」「前々から居た人たちにとってはフルリモートは最高なんだろうな」と感じました。

懇親目的の集まりも結局新参者とそれ以外で分かれていたし、たとえそこで話してもその場限りで全然広がっていかないし。ただでさえ初めて社会人になって何をして良いか、何をしたら良いのか分からない中で放っておかれるのはかなりしんどいものです。会社からしてみれば「お前が自分で動かないからだろ」って話なんでしょうけどね。自分から行動できる人にとってはフルリモートは合っているかもしれませんが、その自信がないのであれば避けた方が良いかもしれません。

 

 

フルリモートのメリットの1つとして「出勤時間がないこと(家で作業ができること)」が挙げられると思いますが、これはデメリットでもあります。

「家=仕事場」になってしまうので、少しずつ四六時中仕事をしている感覚になりました。僕はプライベートとの区切りをうまく付けることができず、ずっと頭の片隅に仕事のことがよぎってしまい、全然休まることが無かったなと今は思います。

 

 

ずっと機械に向かってひとりしゃべり続ける孤独感は想像以上のものでした。虚しくて虚しくてたまりません。画面の先に居るであろう誰かに向かってパソコンに語りかけ、笑顔を向けていること自体が徐々に気持ち悪く感じるようになりました。自分じゃないナニカがそこにあるように感じ、自分は一体何をしているのだろう?と疑問に感じることがありました。思えば、長い間僕は自分を加工し続けていたように思います。ありのままの自分はどこにもいませんでした。

 

また、僕はどうしても機械越しに相談する気になれず、社内に相談できる人間ができませんでした。

どんな人間なのかよく分からない相手に向かって、自分の悩みを話してみようとどうしても思えなかったのです。「否定されたらどうしよう」「笑われたらどうしよう」と不安で心配でした。対面であれば表情や雰囲気などから温度感が伝わると思うのですが、リモートだとそうはいきません。さらに僕の場合は初期に軽んじられた対応をされたこともあり、余計に悩み相談のハードルが高くなっていたように今は感じます。また、「どうせ話しても理解されないんだろうな」という無力感もありました。僕と似たようなタイプの人が僕の近くにおらず、誰に相談すれば良いのかも分からない状態でした。

悩みを一人で抱え込んだ結果、メンタルを完全にやられてしまったので、僕の事は反面教師にしてくださいね笑

 

 

 

とはいえ。。。

ここまで書いてきておいてですが、フルリモート勤務が本当に地獄の要因なのかどうかは分かりかねます。

学生の頃はリモートであっても楽しく感じたり、悩みを相談し合ったりしたことがあったからです。そのことがあったから僕はフルリモート勤務ができるだろう、と軽く見ていたなと今気付きました。対面であれば避けられたであろう事柄もあると思っていますが、ただのないものねだりかもしれません。やったことがないので判断しようがないですよね笑

本体験から、少なくともフルリモート勤務では自分でオン・オフをきちんと区切れるようにしておく必要があると学びました。世の中の方々は一体どのようにやっているのでしょう?ぜひご教授いただきたいところです。。。