僕だけの人生物語

新卒入社後、半年でメンタルを病み休職した人間による記録たち

休職期間に聞かれる「食欲」って答えづらくない?って話(食事をするために行った2つの工夫)

皆さんは食欲、ありますか?

 

 

こんにちは。

僕は新卒で入社し、およそ半年でメンタルがやられ起き上がれない状態になり、休職しました。この記事では食欲があまりない人間がどのようにして食事をとるようになったか、などについてまとめています。

 

 

 

 

▶ 「食欲」って何?

本題に入る前にそもそも「食欲」とは何でしょうか?Wikipediaには以下のようにあります。 

食欲(しょくよく)とは、空腹(くうふく)として感じられる食物食べる願望である。睡眠欲及び性欲と並ぶ人間の三大欲求の一つとされる。全ての高等生物に存在し、新陳代謝を維持する為に必要なエネルギーを取り入れるのに役立つ。食欲は、消化管脂肪組織及びの相互作用により調節されている。食欲の調節が正常にできなくなった場合、神経性無食欲症(拒食症)または神経性大食症過食症)の原因となり、栄養失調肥満につながる。

食欲 - Wikipedia

 

 

上記の通り、今回は食欲を「食物を食べる願望」であるとして話をすすめていきます。

 

 

 

 

 

▶ 必ず聞かれる「食欲はありますか?」について思うこと

病院へ行ったことのある方なら分かると思いますが、毎度必ず聞かれる質問がいくつかあります。そのうちの1つに「食欲はありますか?」「食事は味がしますか?」「3食、食べていますか?」のような「食欲」に関する質問があります。

 

僕はこの問いを受ける度に違和感を覚えました。

僕の場合は 食欲があるから食事を行う訳では無い からです。別に今でも「食べたい!」とは特に思いません。食べなくて良いのであれば食べたくはないのです。

 

 

僕はこの問いを受ける度に以下のように思いました。

  • 普通は食欲があるから食事を行うのか?食欲がないのに食事をすることはあり得ない事なのか?
  • 食べたいとは特に思わないが、1日3回食べ物を口にしている場合は何と呼べば良いのか?

また、僕は数か月間1日1食あれば良い方、というくらいあまり食べない期間があったためなのか、自分が空腹なのかがよく分からなくなりました。食事がちゃんと味がしているのかもよく分かりません。

 

 

そのため、「食欲はありますか?」の広すぎるオープンクエスチョンは僕にとっては嫌な問いの1つです。(ちなみに僕の場合は今のところ「とりあえず何かを口にしてさえいれば食事であると見なし、食事をしているのであれば食欲があった」ということにして回答しています笑)

 

 

 

 

▶ リアルな休職期間の食事推移

休職前の数ヶ月:1日1食あるかないか

1日の中で夜に1食あれば良い方でした。

毎回出前を頼むだけ頼み、ほとんど残す。そんな日々を過ごしていました。

 

 

 

休職1ヶ月目:1日1食を目指す

起き上がることさえできない日もあったので、自分の無理のない範囲で食事をしていました。最初はおにぎり1つや飲み物1杯など少なめのものでしたが、それでも意識的に行ったものなので食事と見なし、自分を褒めるように心がけていました。

 

ちゃんとした食事らしい食事は1日1回あれば良いか、くらいの軽い気持ちでいました。

 

 

 

休職2ヶ月目:ホットプレート効果?!1日2食になってくる

徐々に1食が出来るようになってくると冷めた食事に嫌気がさしてきました。

とはいえ、キッチンでずっと立ちっぱなしはしんどいし、洗い物もメンドクサイ。そのため、机の上で完結するホットプレートを購入し、とても簡単な炒め物をするようになりました。おうち焼肉みたいな感じでただただお肉を焼くだけ、です。洗い物もしたくないので、使い捨ての紙の皿や割り箸を活用していました。

 

結果的にこれは僕に合っていたようで、1日に2回食べられるようになっていきました。あったかい出来立てのものは気分が上がるようです。

 

 

 

休職3ヶ月目以降:自炊にハマり、1日3食になってくる

ホットプレートに慣れてくると徐々にレパートリーの少なさに直面しました。僕が購入したホットプレートは温度調節機能もなく、蓋もないため、出来ることが少なかったのです。

 

ある日思い立って鍋を取り出し、スープを作ったことがきっかけで徐々にキッチンでの自炊に手を出していくようになりました。この頃には定期的に買い物に行くことができるようになっていましたし、僕の飽き性な性格も相まって良い方向に作用したと思います笑 どうせ洗い物が出るので、フライパンやお皿を使うようになり、料理の幅がぐっと広がりました。

 

 

また、あすけんというアプリを使用し、毎回の食事を記録して写真におさめるようになっていきました。その結果、1日3回の食事を安定的に行えるようになりました。

 

 

 

 

▶ 食欲は無いから工夫したこと

僕はそもそもあまり食欲がないような気がしています。それを踏まえた上で、僕が食事をするために工夫したことを2つご紹介します。参考程度にしてくださいね。

 

 

①時間を目安にする

僕は自分が空腹なのかがイマイチよく分からないので、目安の時間を作ってその時間になったら食事をするように心がけています。

 

大体は以下のような形です。明確に時間を決めてしまうと守れなかったときに自分を責めてしまうので、時間に幅を持たせています。

  • 朝:7時~9時
  • 昼:11時~14時
  • 夕:18時~21時

 

 

また、食事であるとする基準も緩めにしています。

僕は最小限度の食事を「その時間帯に食事を意識して摂取したもの」としているので、最悪その時間帯に水を飲んでいればOK!くらいのゆるゆる基準にしています。とにかく食事をする習慣をつけるのが先であると考えたからです。(徐々に慣れてきたこともあり、今では水だけはほぼ無いです)

 

 

 

②自炊をする

僕は食事がメンドクサイものだと思っているので、買ってきたもの・頼んだものは中々食べる気が起きないことがありました。そのため、徐々に自分で調理をするようになりました。

 

僕にとって自炊は パズルゲーム です。

「買ってきた食材と調味料をピースとして、腐らせる前に使い切る」「1種類では飽きるので、1食3種類を目安に作る」などといったイイ感じの制約がゲーム性を高めていました。完成品はあすけんに記録することで反応がもらえて気持ちが良いですし、作ったからには食べないともったいない気がして食べるか…!という気持ちになります。

 

 

イメージとしては、食べたい!とは思わないので、作ってみるか!に変えた形になります。

 

 

 

 

▶ さいごに

少しでも参考になれば嬉しいです。

僕は食欲が戻ってくるのかは分からないですが、今後も引き続き食事をとり続けていこうと思います。